通貨/両替

2009年02月10日

在外日本大使館でパスポート新規・切り替え・増補

 旅の途中でパスポートの期限が残り少なくなった場合、在外日本大使館で新規発行、増補を受けることができます。現在バーコード仕様のパスポートを使って いる人が、ICパスポートに切り替えることもできるようです。ちなみに日本国内での10年パスポート発給は16000円、ページ増補は2500円ですが、 闇レートが存在する国では、実勢と公定レートの差により、格安で手続きできます(闇レートに関して書いた記事参照)。
 「ミャンマー のヤンゴンで、2007年3月頃 『10年パスポート+増補』の同時申請で970チャット(約95円)だった」という話を人づてに聞きました。バンコクあたりからなら、航空券代をかけて 行っても元がとれる計算です。まあ、自転車乗りにはあまり関係ない気もしますが。

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2009年02月08日

ドル払い強制: トルクメニスタンで

トルクメニスタンの高級ホテル さあ、算数の時間です。2004年夏のトルクメニスタンの場合、公定レートは1ドル=5600マナト、実勢レート(闇レート)では1ドル =24800マナトでしたね。私がネビトダグで泊まった(というか泊まらされた)ホテルネビチは、何と1泊100ドルもしました。
公定レートを使って表示する義務があるため、宿泊料金は「100ドルまたは56万マナト」です。町で闇両替して入手したマナトで支払えば、実質、560000÷24800=23ドルで済みます。
 しかし、このホテルでは外国人はドルで支払うという決まりがあります。世の中、甘くありません。これは外国人料金みたいなものでしょうか。ただし、現地人は給料をマナトでもらっているのですが・・・。


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2009年02月06日

闇両替: トルクメニスタンの場合

トルクメニスタンの市場 今日は闇両替について書きます。サイクリストは国境を越えてから大都市に着くまで日数を要するケースがあり、バックパッカーに比べて両替の点で不利です。闇両替について知っておくのは有用だと思います。それに、日本では体験できない話はやはり面白い。海外のニュースを理解するのにも役立ちます。
 具体例を出した方が分かりやすいので、2004年夏のトルクメニスタンでの経験を書きます。この国は独裁体制で、政府により1ドル=5600マナトと決められていました。これが公定レートです。しかし、実際にはマナトにそこまでの価値はありません。民衆の間では大体1ドル =24800マナトで取り引きされていました。これを実勢レートとか闇レートと言います。なぜ闇(ヤミ)なのかといえば、違法行為だからです。トルクメニスタンでは市場を私服警官が巡回していて、私はガイドに導かれて、とある肉屋へ入り、闇両替をしてドルをマナトに換えました。マナトは肉を包む紙にくるまれて渡されました。怪しいですねえ。お釣りの半端はスニッカーズ(チョコレートバー)で調整していました。
 例えば100ドルを銀行で両替すると100×5600=56万マナトになります。ところが、闇両替すると100×24800=248万マナトになるのです。レストランなどでドルの値段が書いてある場合は、公定レートで計算するため、例えば16800マナトの料理は16800÷5600=3ドルと表示されます。あらかじめ闇両替してからマナトで支払えば、16800÷24800=0.68ドル(68セント)しか使わない計算になります。闇両替してから現地通貨で支払えば得するのです。
 自国の通貨が信頼できないので、国民は財産をドルの現金にして保管する場合が多いようです。それは警官など公務員でも同じでしょう。この国はドルを印刷しませんから、ぼろぼろになったドル紙幣が国内を流通しています。公定レートで計算した金額で、ドル払いを強制されると、割高な支払いになりますが、これは外国人料金というテーマで別に書きます。

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2008年01月22日

セシールで外貨両替

セシールと言えばカタログ通販で有名ですが、トラベラーズ・チェック(T/C)の販売もやっています。ここは手数料が安く、オーストラリアドル(豪ドル)の場合、よそは1%なのに、セシールは0.5%です。レートが特に悪いわけでもありません。しかもT/Cの送料は無料です。後半戦のための豪ドルは全てセシールで用意しました。 帰国してからタイミングよく円高になったので、助かりました。

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2007年09月04日

オーストラリアドルの両替

オーストラリアには10年前に行きました。T/C(トラベラーズチェック)が普及していて、商店などで普通に使えたことに驚いた記憶があります。
今回、久々にオーストラリアに行くにあたって、オーストラリアドルを用意しないといけません。そこでレートをチェックしてみました。日本で両替する場合、CASH(現金)はT/Cより7円ほどレートが悪いようです。これは、CASHを買うな、T/Cを買え、と言っているのに等しい。
酒田の場合、荘内銀行、きらやか銀行、山形銀行で外貨両替が可能で、3行を比較したところ、山形銀行のレートが最も良かったです。ネットでみたレートと比較しても、山形銀行のレートは良い方でした(T/C購入1AUS$=94.30円、手数料1%)。とくに地方だと外貨両替する人が少なく、対応も銀行によって違いがあるようです。両替する前にレートを聞いてまわるのがよいでしょう。



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2007年09月03日

クレジットカードをすりかえる犯罪

トルコのイスタンブールで日本人宿に沈没していた時、別の日本人が街でクレジットカードを盗まれました。手口はこうです。

・ATMにクレジットカードがうまく入らない
・後ろの現地人が「大丈夫か?」と声をかけてくる
・その男がカードを受け取って入れてみるがやっぱりうまくいかない
・「この機械はダメだ」などと言って男は立ち去る
・カードをすりかえられているのに気付く
・カード会社に電話している間にキャッシングされてしまう

すり返られたカードは別の被害者のカードのようでした。きっと複数の盗難カードをもっていて、狙った日本人のカードと同じ会社のカードを用意できるのでしょう。すぐにキャッシングできることから、後ろからのぞいて暗証番号をチェックしている可能性が高いです。このカードは新たな被害者に渡ることになります。ATMには「ただ今お取り扱いできません」などと現地語で表示してあったのでしょう。

対策としては、

・ATMの利用は必要最小限に(1回でまとめておろす)
・同じ街に長期滞在する場合、利用するATMをまめに変える
・友人と一緒におろしに行く(後ろに並んでもらいのぞき見をブロック)

一人だと狙われやすいので複数で行動するのがやはり安心です。悪人は群れるのが好きなので、単独犯罪に見えても、実際には見張り役などを含めたグループで行動することがほとんどです。



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2007年09月02日

クレジットカード

クレジットカードは絶対に持っていくべきです。万が一荷物が盗難にあって現金がなくなってもカードがあれば何とかなります。VISAなら問題なく通用します。途上国でも首都ならキャッシングできると思います。

なお、カードの精算は買い物より1ヶ月以上先なので、その時のレートが買い物時より円高であれば、その分だけ得をすることになります。



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2007年09月01日

現金の運び方

現金はどこにしまえばいいでしょうか?「リスクは分散する」というのが原則です。腹の隠しベルトに全ての現金を入れず、ハンドルバッグやサイドバッグにもしまうといいでしょう。財布を持っていると金持ちに見えるので、買い物や宿代程度の現金はポケットに裸で持てばいいと思います。ただし、悪者は自転車旅行者(しかも日本人)がお金を持っていると知っています。このことを肝に銘じましょう。

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2007年08月31日

どの通貨の現金を持っていく?

昨日、トラベラーズチェックの安全性について書きましたが、イザという時に強いのはやっぱり現金。とくに米ドルの現金は世界中どこでも役に立ちます。経済が不安定な国では、自国の通貨は信頼できないので、資産を米ドルで持っておく方が有利なのです。最近ではユーロも強く、旅する地域によってはユーロだけで充分渡っていけるようです。では日本円はというと、残念ながらアジア以外の地域では強いとはいえません。両替できないことが多く、両替できてもレートが悪かったりします。

様々な国、地域を走る場合は米ドルとユーロを組み合わせ用意する方法もあります。途上国を走る場合、少額の米ドルがあるとチップに使えて便利です。



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2007年08月30日

トラベラーズチェック

トラベラーズチェック(T/C)をご存知ですか?「旅行者用小切手」と訳され、旅行者の間では「T/C」と呼ばれています。現金は盗まれたら終わりですが、T/Cは盗難されても再発行できるのが一番のメリットです。作る際と換金する際にそれぞれ1%の手数料を取られるのが普通です。一般に、日本で外貨を購入する場合、現金よりもT/Cの方がレートが有利です。
使い方は・・・

(1)購入したらすぐその場で上段にサインする(サインはパスポートで確認することがほとんどなので、パスポートと同じサインにする)
(2)濡れたり汚れたりしないところにしまう
(3)使用する際は必ず相手の目の前で下段にサインをする(あらかじめサインしておくと拒否される)

途上国や田舎ではT/Cを両替する銀行がなかなか見つからないことがあります。そのような場所では両替できてもレートが悪かったりするので、現金も充分用意しましょう。自転車旅行の場合、体調不良などで田舎に足止めをくうことも多いです。ちなみに日本円のT/Cも作れるので、アジア方面を旅行する際には検討する価値があります。



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